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銀行融資の稟議が承認される決算書の作り方【損益計算書】

銀行と融資取引をしてる会社は必ず年1回決算書を提出します。
銀行は、提出された決算書をもとに格付けを決め
融資・金利などの取引条件を判断しています。

それでは銀行はどんなポイントを見て判断しているのでしょうか。

あなたは知っていますか?

銀行融資が承認される決算書とはどんな内容なのでしょうか。
今回は決算書の損益計算書について説明します。

これから銀行融資を受けようとする会社、
すでに融資を受けている会社もぜひ参考にしてください。

損益計算書には次の5つのポイントがあります
以下順番に説明していきます。

  • 決算書の売上高で注意すべきポイント
  • 決算書の総粗利益で注意すべきポイント
  • 決算書の営業利益で注意すべきポイント
  • 決算書の経常利益で注意すべきポイント
  • 決算書の税引前利益で注意すべきポイント
目次

決算書の売上高で注意すべきポイント


売上高は業務の目的で提供された商品・サービスの
販売による収益になります。

会社の業績を測定する上で最も簡単な指標が売上です。
銀行は売上高にこだわります。
過去3期の売上高が増収トレンドか減収トレンドか
などがェックされます。

減収の場合はその要因が重要です。

一時的なものなのか今後も継続するかという
ところが注目されます。

売上高はしっかり計上されているか
雑収入等の営業外利益や特別利益の中に
売上高に計上できるものがないか
必ずチェックしてください。

銀行ははじめに売上高を見て年商規模を判断します。
無意識のうちに必ず売上高をチエックするので
売上高を少しでも伸ばしておきましょう。

売上高は簡単に伸ばすことは難しいと言われそうですが
損益計算書を自ら作るという意識を持ってください。

決算書の総粗利益で注意すべきポイント


売上総利益は売上高から売上原価を差し引いた金額です。
利益の源泉となり事業の付加価値や競争力をあらわします。

アラリといわれる利益です。
粗利益は粗利益率何パーセントかで比較されます。

  • 過去の数値比較
  • 同業他社・業種平均との比較

ここは必ず確認されるので粗利益率が
悪化している場合は理由を説明できるようにします。

決算では期末に実地棚卸をして
長期在庫や不良在庫については損失処理して
正確な棚卸資産の数値を計上してください。

棚卸資産が変動しない会社が多いと思いますが
よく調べると棚卸明細に同じ資産が何年も計上されて
いたり、すでに存在していないということがあります。
損失処理することにより粗利益が減り粗利益率も悪化しますが
正しい粗利益を把握して経営に生かすことが重要です。

銀行に対しては不良在庫を処分したという内容で
説明すれば問題はありません。

むしろ含み損を処理して正しい数値を
反映していると好感されます。

また実体のない棚卸資産を計上し利益を増やす
などの不正などを反映しやすい項目なので
銀行も粗利益や粗利率の推移には注目しています。

決算書の営業利益で注意すべきポイント


会社の本業がどのくらい儲かっているか見る指標です。
銀行が一番注目している項目です。
営業利益が赤字だと銀行は融資を出します。
また二期連続、三期連続となればかなり
融資を受けることが厳しくなります。

営業利益は絶対黒字を死守したいところですが
販売管理費の内容について検討せず
会計事務所から出された数値をそのまま
鵜呑みにしている社長が多いです。

ただ決算は終わっているからしょうがないと
思うかもしれませんが販売管理費の中に
一時的・臨時的に発生する経費がないか確認してください。

営業外費用や特別損失に該当する費用があれば
販売管理費から科目を振替えます。

最終利益は変わりませんが営業利益は改善します。
うまくいけば黒字化することも可能です。

社長が指示をしないと会計事務所では気の利いた
科目処理をしてくれません。
税理士はあくまでも税務申告のために決算書を作成しているので
税引前の最終利益に注目します。
最終利益を小さくして節税することが仕事です。

  • 売上高の益金に漏れはないか
  • 経費が損金として認められるか

などを重視するので銀行に好まれる決算書を
作成しようとする意識はありません。

私自身会計事務所の勤務経験がありますが
銀行を意識して決算書を作成したことはありません。
意識すのは常に税務署でした。

だから会社から提出された領収書は税務署に
認められるかどうかということだけチエックしていました。
問題なければ販売管理費として処理するという流れです。

たった一件の仕訳処理で銀行融資が受けられないという
ことがないように営業利益や販売管理費は要チエックです。

決算書の経常利益で注意すべきポイント


経常利益は

営業利益+営業外収益-営業外費用

本業以外の損益を含めた利益になります。

具体的に言うと

営業外費用には預金の受取利息・受取配当金・有価証券売却益
営業外費用には銀行への支払利息・有価証券売却損
などがあります。

基本的に銀行は経常利益が黒字の会社に融資をします。
営業利益との差があるとすれば銀行の支払利息です。
銀行への利息を支払っても黒字になっているかどうか。
銀行は支払利息を支払えるかどうかを見ます。

単純に考えて利息を支払えないようであれば
融資したくないのが銀行の本音です。

営業外損益の科目は目につきやすくチエックされるので
大きな収入や支出についてはしっかり説明
できるようにしましょう。

ただ銀行は営業利益は黒字で経常利益が
支払利息の負担で赤字かとんとんだと
あまりそこは突っ込みたくないかもしれません。

下手に突っ込むと金利を下げろということに
なりますから。

経常利益も黒字維持にこだわりましょう。

ただ営業利益と経常利益なら本業の営業利益が
黒字であることが好ましいです。

決算書の税引前利益で注意すべきポイント


税前利益は経常利益に対して特別利益・特別損失を
加減した数値になります。
税引前利益から法人税・住民税等を支払った後に
残ったのが会社の最終利益です。

特別に発生した利益や損失の影響を受けるので
会社の通常の営業活動に関係する営業利益や
経常利益に比較すると銀行はあまり注目しない利益です。

むしろ特別利益により税引前利益が確保されている場合は
なんとなく決算書対策とみられがちになります。
この周辺をいじっても銀行の評価はあまり上がらない
かもしれません。

逆に特別損失により税引前利益が赤字の場合は
本業の収益力には影響なければ銀行は前向きに判断します。
(営業利益・経常利益が黒字であることが前提です。)

もちろん税引前利益は赤字より黒字がいいです。
経営者としてもその方が気分がいいのではないでしょうか。

銀行は決算書を預かるとはじめに見るのが
売上高と最終利益です。
売上規模と売上伸びそして赤字か黒字かを
ぱっと見て融資が行けそうか大まかな判断をします。
赤字の場合は、その原因を探ります。

赤字原因の追究は、税引前利益から決算書を上方に
内容を確認していくことになります。
売上高までのポイントはすでに説明してきましたので
読み返してみてください。

まとめ


銀行が融資したいと考える決算書は増収増益です。
損益計算書のポイントは売上が伸び、営業利益・経常利益が
黒字であることです。

そんなのあたりまえと言われるかもしれません。

ただあなたはこのことを意識して決算書を
作成しているかどうかということです。

ほとんどの中小企業では会計事務所にすべてお任せで
決算報告を聞くだけ、税金いくら払うかしか気にしません。
売上・利益の業績もなりゆき任せ・運任せというところでしょうか。

ただ銀行はかつて経験したことのない厳しい時代に突入しました。
少子高齢化の下降トレンド経済の中で銀行は生き残りを
かけて戦わなければなりません。
そうしなければ淘汰されるからです。

必死です。

選ばれた銀行だけが存続していきます。

そして選ばれる生き残るために銀行は中小企業を選別します。
取引継続する会社と取引をやめる会社を明確に選別します。

あなたの会社はどちらに選別されますか?

あなたは、今後銀行を意識した経営をしていかないと
生き残ることは難しくなります。
ぜひ銀行に向いた銀行の目を意識した
決算書(損益計算書)の作成を心がけてください。

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この記事を書いた人

経済産業省認定経営革新等支援機関
レグルス経営研究所 代表。
経営者に役立つ資金繰りノウハウを情報発信しています。

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