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ファクタリングの限度額はどのように決まる?

最近、ウエブ上の記事や広告で、ファクタリングという言葉を
よく見かけるようになりました。
ファクタリングの広告では、「審査が通りやすい」「入金がスピーディ」
というのが売り文句になっています。

もう一つ、ファクタリングのアピールポイントとして目立つのが

  • 「利用限度額無制限」
  • 「利用限度額1億円以上」

などというフレーズです。

ファクタリングというのは、そんなに高額な金額でもOKなんだとアピールする広告です。
ところが、実際にファクタリングを利用してみるとわかるのですが、実際に数千万単位で
ファクタリングを利用する個人や法人はそれほど多くはありません。
利用者の半数以上は、200万円以下の利用額という現実があります。

また、どんな条件でも、だれにでも
「無制限」「1億円以上」というわけではありません。

では、どのような条件でファクタリングの限度額が決まるのでしょうか?

ここでは、ファクタリングにおける限度額の決まり方についてご説明していきます。

ファクタリングについて詳しく知りたい方はこちらの記事が参考になります。
              
              ↓↓↓

目次

ファクタリングに限度額はあるのか?

ファクタリングの限度額を説明する前に、ファクタリングとはどういうものかを、もう一度説明しておきます。

ファクタリングは、融資ではありません。
つまり、売掛債権をファクタリング会社がその債権を買取り、現金化するという流れの売掛金債権の売買です。
ですから、,基本的な取引システムでは、ファクタリングに限度額というものは設定されていません。

しかし、実際には、それぞれの条件に応じて、限度額が設定されます。
売掛金額の何%までが買取可能かは、条件や会社の信用状況に応じて決められます。
具体的には、買取可能額は、売掛債権や利用者の信用度に応じて、50~80%前後の範囲で設定されています。

その変動幅=買取限度額を決めるには、いくつかの要因が影響してきます。

大きく分ければ、

  • 債権自体の信頼度
  • 売掛先の数
  • 利用者の利用回数

になります。

それでは、一つずつ、順番に説明していきます。

ファクタリング限度額を決める要因①:債権信用度

ファクタリングは、ファクタリング会社が、利用者の売掛金を買い取り、現金化します。
もし、売掛金が不払いや、売掛会社が倒産しても、利用者には保障義務がありません。
しかし、ファクタリング会社は、不払いや倒産に会うと、損害を被りますから、債権の信頼度が重視されます。

それと同時に、売掛先の信用度もしっかりチェックされます。
売掛先の信用度によって、限度額が決まると言っても過言ではありません。
支払いに心配や不安がある取引先については、ファクタリングの初回利用において
売掛金の50%程度の金額しか現金化されないという場合もあります。

逆に、信用条件が高い場合、3社間ファクタリングにおいては、
90%超で債権を買い取ってもらえる場合もあります。
すべては債権の信用度に大きく影響するといえます。

ファクタリング限度額を決める要因②:売掛先の数

ファクタリング会社を決める場合、「スピーディさ」や「審査の簡単さ」に
注目されがちですが、実は、売掛金に対する買取可能額についても
比較検討することをおすすめします。

ファクタリングの限度額というのは、保有している売掛債権の金額が上限になります。
また、売掛金の全額が現金化できるわけではなく、手数料を差し引かれた金額が入金されます。

ファクタリング利用時の入金は、売掛債権や売掛先の信用度が
大きく影響すると、前項で説明させていただきました。

この項では、同じ200万円の売掛債権の条件の場合、1社だけで売掛債権が200万円なのか、
複数の会社の売掛債権合計が200万円なのかによって限度額が異なってきます。

つまり、複数社なら、1社が焦げ付いて回収できない場合でも、
すべて債権が焦げ付くわけではないからです。
トータル金額に対する割合と考えるといいでしょう。

ファクタリングの限度額を決める要因③:利用回数

限度額を決める要因の①と②では、債権の信用度や債券先の数が
重要になることをお伝えしました。

さらに利用者のファクタリング会社の利用回数も限度額に影響を与える要因になります。

つまり、全く初めての利用の場合、その利用者がきちんと返してくれるのかどうかは
不安な部分が大きいです。
実際にその会社ですでに何回かの利用取引があり、きちんと入金されたという実績が
ある場合は、売掛金に対する入金割合はアップする傾向にあります。
逆に、初めての利用の場合は、債権に対する入金額の割合は低くなります。

限度額、買取可能額を上げるために、利用回数を増やすというのは、本末転倒になります。
やはり、ファクタリング会社にとっても、初めての取引先より、実績のある取引先の方が
安心安全であり、優遇するというのは自然な流れです。

以上のようなポイントを理解したうえで、ファクタリング会社との交渉に臨めば、
少しでも有利な条件でファクタリング契約を結べる可能性があります。

ぜひ試してみてください。

まとめ

ファクタリング会社が、買取可能額、買取限度額を決める際に
考慮すべきポイントについて、説明しました。

ファクタリング会社も商取引ですから、焦げ付きや倒産リスクのある会社との取引を
可能な限り回避したいと考えています。

また、売掛金入金にトラブルや延滞が生じた場合の
損失を避けるために信用条件の基準を備えています。


ファクタリングを利用する場合は、まずどのぐらいの金額が
利用できるのかファクタリング会社に見積してもらうことをおすすめします。

ファクタリング利用金額のめどをつけてから契約条件等の内容を確認し
申込や契約をすすめるとスムーズにファクタリングを利用できると思います。


ファクタリングについて詳しく知りたい方はこちらの記事が参考になります。
              
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この記事を書いた人

レグルス経営研究所 代表。
経営者に役立つ資金繰りノウハウを情報発信しています。

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