日本政策金融公庫の創業融資審査
において重要な役割を果たす
「創業計画書」の書き方を
わかりやすくお伝えします。
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「創業計画書の書き方」5回目は
従業員・お借入れの状況
について説明いたします。
小さな記入欄ですがポイントを押さえて
記入しましょう。
創業計画書の従業員の書き方
従業員の記入欄は
- 常勤役員の人数
- 従業員数
- パート従業員
にわかれています。
法人で申し込む場合は
常勤役員の人数を記入します。
- 常用で雇用する従業員数
- 家族従業員数
- パート従業員数
をそれぞれ記入します。
従業員数は過不足はないか
判断する基準になります。
過剰人数だと人件費が
増え運転資金を圧迫します。
逆に従業員数が
不足している
場合は事業運営に
支障をきたします。
適正人数になっているか
確認しましょう。
パート従業員については
時給と時間も把握します。
パート従業員2名とした場合
6時間勤務2名と
3時間勤務2名とでは
人件費が大きく変わり
ますので勤務体制を
把握して説明できるよう
にしましょう。
当初は1人で開業する場合も軌道に乗ったら
売上拡大に応じて増員を計画しておきましょう。
創業計画書のお借入れ状況の書き方
事業主個人・法人代表者個人の
借入状況を記入します。
資金使途につていは
- 事業
- 住宅
- 車
- 教育
- カード
- その他
となっています。
それぞれの使途にチエックを入れます。
住宅・車・教育ローンなどは一般的な借入なので
高額すぎなければ問題になることはありません。
この欄を記入するときは隠さず正確な金額を記入
するようにしましょう。
融資担当者にはわからないと思って
記入を省略しても個人信用情報機関に
照会すれば判明します。
借入申込書の同意事項に
個人信用情報機関への
照会・登録等について
記載されています。
借入申込書の書き方については
以下の記事参考になります。
>>>日本政策金融公庫の新創業融資の借入申込書【書き方のコツ】
【個人信用情報機関】
消費者ローンやカードローンの残高が
あると審査の評価が下がる可能性はあります。
可能であれば融資申込前に
返済しておくのが理想です。
融資担当者としては手軽に借りられる
消費者ローンやカードローンの
残高があると浪費癖を疑います。
また融資後の資金を消費者ローンやカードローンの
返済に流用されるのではないかと心配されます。
借入申込までに完済できないようで
あればなぜ借りたのか消費者ローンやカードローンの
資金使途を可能な範囲で説明できるように
しておきましょう。
まとめ
従業員・お借入れの状況の記入については
難しい点はありませんので上記のポイントを押さえて
記入してみましょう。
借入状況を記入するときに消費者ローンやカードローンの
残高があると審査評価でマイナスになる可能性は
ありますが隠さず正確な金額を記入しましょう。
隠して正確な金額を伝えないことにより心証を悪くするより
しっかりと金額を伝え創業計画書全体でプラスの
評価を得られるように心がけましょう。