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創業計画書の書き方④<取引先・取引先関係等の記入で注意したいポイント>

日本政策金融公庫の創業融資審査
において重要な役割を果たす
「創業計画書」の書き方を
わかりやすくお伝えします。

>>>創業計画書をダウンロードする

>>>創業計画書のエクセル書式をダウンロードする

「創業計画書の書き方」4回目は

取引先・取引先関係等

について説明いたします。

創業計画書の書き方については
下記の記事も参考にしてください。

【>>>創業計画書の書き方③】取扱商品・サービスの記入で注意したいポイント

取引先・取引先関係等は

  • 販売先
  • 仕入先
  • 外注先
  • 人件費の支払

に区分されています。

販売先・仕入先・外注先は
事業の成否を決める重要な
要素になります。

融資担当者は
内容がしっかりしているか
確認をするとともに入金・支払
条件等を把握して資金繰りと
運転資金をチエックします。

では各パートの書き方の
ポイントを説明していきます。

  • 【創業計画書の書き方】

よくわかる!創業計画書を作成する3つのポイント
起業するときに知っておくべき創業計画書作成のコツ
日本公庫の創業計画書の書き方①<創業の動機の記入で注意したいポイント>
日本公庫の創業計画書の書き方②<経営者の略歴等の記入で注意したいポイント>
日本公庫の創業計画書の書き方③<取扱商品・サービスの記入で注意したいポイント>
日本公庫の創業計画書の書き方④<取引先・取引先関係等の記入で注意したいポイント>
日本公庫の創業計画書の書き方⑤⑥<従業員・お借入れの状況の記入で注意したいポイント>
日本公庫の創業計画書の書き方⑦<必要な資金と調達の方法の記入で注意したいポイント>
日本公庫の創業計画書の書き方⑧<事業の見通しの記入で注意したいポイント>
創業計画書の作り方を専門家に相談する

目次

創業計画書の販売先の書き方


販売先の書き方は見込客が
どの程度あるかがポイントです。
予測売上の根拠にもつながる
重要な項目です。

審査面談で融資担当者に
しっかり説明できるよう
事前に整理しておきましょう。

B to B   企業間取引

具体的に取引先が決まっている
場合は固有名詞を記入します。
取引先が決まっていない場合でも
見込先は記入しましょう。

※取引先企業の信用状況には
注意しましょう。

信用状況がよくない場合
あなたの事業にマイナス
になるだけではなく審査評価を
落とすこともあります。

特に取引先が日本政策金融公庫の
返済遅延などがあれば明らかに
マイナス評価になります。

費用は掛かりますが
信用調査会社のレポートで
確認することが出来ます。

>>>東京商工リサーチ

>>>帝国データーバンク

B to C(企業と消費者)

一般消費者と取引する方も
多いのではないでしょうか。

この場合 一般顧客と
書いてしまわないように
注意しましょう。

あまりにも漠然として
抽象的だとわかりにくいので
より具体的に記入するように
しましょう。

男女別・居住地域・年齢
所得など様々な属性を
参考に具体的な人間像が
伝わるように
表現してください。

販売先を具体的に
伝えられないようで
あればだれに売るかと
いうことが理解できて
いないことになります。

それでは創業起業自体
かなり厳しいのでは
ないでしょうか。

必要に応じてしっかり
リサーチして販売先
ターゲットを明確に
しましょう。

創業計画書の仕入先の書き方


仕入が必要な業種の方が
記入します。

仕入先業者が信用のある
取引先かどうかというのは
とても重要になります。

大手企業や社歴の長い
企業などと取引があると
審査の評価も高まるだけ
ではなく事業自体が
安定します。

主要な取引先は
個別名称を記入します。

何をどこからどのように
仕入れするのかということは
説明できるようにしておきます。

仕入先がはっきり
決まっていないようで
あれば評価は下がりますので
創業計画書を提出するまでに
確定します。

開業当初は
信用がないので現金取引に
なる可能性が高いのですが
掛仕入れ・後払いなど
良い条件を引き出すよう
交渉してみましょう。

創業計画書の外注先の書き方


外注を利用する方が
記入します。

近年は従業員を雇用せず
外注を効率的に利用し
コストダウンする経営が
主流となっています。

仕入先と同じように
創業事業の中で
重要な役割を果たします。

仕入先に比較すると
融資担当者にとっては
わかりにくい部分があります。

何のために
どのような業務を
どこにいくらで外注
するのか説明できるように
しましょう。

外注先が決まっているので
あれば外注先の個別名称を
記入します。

支払条件もできるだけ
良い条件になるよう
交渉しましょう。

創業計画書の人件費の支払の書き方


人件費の支払については
給料の締め日・支払日
賞与の支払い月を記入します。

注意しなければ
いけないのが給料・賞与の支払
タイミングと事業全体の
資金フローの関係です。

売上入金が現金で日々
入ってくるのであれば
仕入・外注等の支払日と
重ならないようすれば
良いのですが入金が
掛となり遅れる場合は
注意が必要です。

開業当初は単月で
赤字になることが多く
各支払いも現金条件
となることが多いので
支払いが先行し資金が
不足します。

余剰資金がなければ
すぐに資金ショートします。

創業計画書作成の
段階で資金が
ショートしないうよう
取引条件や給料支払日等
を調整しましょう。

まとめ:創業計画書の書き方④<取引先・取引先関係等の記入で注意したいポイント>


販売先・仕入先・外注先・人件費
など事業の主要な要素であるので
しっかり目途が立っているのか
が問われます。

この要素のどれか一つが
あやふやであれば事業自体が
上手くいかないと判断されます。

創業計画書の作成段階で
業務作業の抜けやもれ
さらには資金不足などが
ないかしっかり確認しましょう。

特に資金不足について
審査面談の中で
指摘されるようであれば
審査に通ることは
難しいでしょう。

取引先・取引先関係等の
項目は事業の骨幹を
なすものなのです。

ただ作文するだけではなく
実質的な内容があるように
することが重要です。

内容が中身のある
しっかりとしていれば
最終的に事業の成功に
つながります。

また
それぞれの支払い条件は
資金繰りにも影響するので
問題がないか確認しましょう。

入金・回収はできるだけ
早く支払いはできるだけ
遅くが原則です。

仕入支払・外注支払・給料支払の
期日が集中すれば資金ショートが
発生することにもなりかねません。

※借入をすれば返済金の
支払日も影響してきます。
(返済日はある程度任意で決められます。)

売上の入金人と各支払日を
うまく調整することを
意識しましょう。

販売先・仕入先・外注先との
取引に関係する契約書や見積書
発注書・納品書・請求書などが
あれば取引の証明になりますので
準備しておきましょう。

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この記事を書いた人

レグルス経営研究所 代表。
経営者に役立つ資金繰りノウハウを情報発信しています。

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