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商品在庫の増加を負担に感じたら実施したい資金繰り改善方法とは

売上が好調に増加すると商品在庫も増えていきます。
売上が伸びているだけに品切れによるチャンスロスを
警戒して商品在庫を増やしがちになりますがそこで一気に
資金繰りが悪化することがあります。

物販業など商品在庫が必要な業種の場合
売上を上げようと頑張ると、どうしても商品在庫が増加します。
利益をあげるために売上を増やしているのに資金繰りが
なぜか悪化するという経験はありませんか。

そんなとき資金繰りを改善する
にはどのようにすれば良いのでしょうか。

売上が増えているのに資金繰りが悪化している
あなたのために商品在庫増加による資金繰り悪化を
改善する方法を以下説明していきます。

資商品在庫が増加して資金繰り悪化に悩んでいる人は
ぜひ参考にしてください。

  • 実地棚卸によって過剰在庫・不良在庫を確認する。
  • 不良在庫を処分する。
  • 在庫は売れ筋を中心に保有する。

参照:よくわかる!資金繰りを改善するやり方【まとめ記事】

目次

実地棚卸によって過剰在庫・不良在庫を確認する

実地棚卸を実施する

実地棚卸をしていない会社って多いのではないでしょうか。
経営者もあまり気にしない人が多いように思います。
でも在庫は現金と同じです。
あなたの会社の倉庫にある商品は現金そのものとして
考えたらどうなるでしょうか。

金利が付かないだけではなく現金が
倉庫に放置されていたら気になりませんか。
しかもその現金は知らないうちに
無くなっていたらどう思いますか。

棚卸資産は現金そのものとして考えれば
効率的に運用したいし、紛失なんて
絶対避けたいと思います。

だから現金を数えるように現物を確認する
実地棚卸が必要になります。
アイテムが多い場合は高額な商品や販売比率が高い商品など
中心に棚卸を実施するなど社内ルールを決めて
効率よく実施してください。

まずは実地棚卸を実施しましょう。

過剰在庫・不良在庫を確認する

たくさんの在庫を抱えていても
保管コストがかかるだけで
売れるとは限りません。

だから定期的に実地棚卸を実施して
長期の滞留している過剰在庫・不良在庫を
見つけ出し早めに処分して資金回収をしましょう。

多くの会社で棚卸の作業が形骸化しています。
実地棚卸をしてもただ在庫を確認するだけでは
資金繰りは改善しません。

次のことは意識して取り組んでください。

  • 在庫数を確認するだけではなく過剰在庫・不良在庫を見つけ出す。
  • 商品の在庫期間や商品自体の劣化・破損状況から販売の適否を判断する。
    (とにかく売れない商品はただのゴミです。)

不良在庫を処分する


不良在庫を処分して棚卸資産の回転率を向上させます。
実地棚卸をしただけでは資金繰りは改善しません。

不良棚卸資産の現金化がポイントになります。
だから実地棚卸は早期現金化を社員に
しっかり指示してください。

そうしないといつまでも

  • 過剰在庫
  • 不良在庫

などが残ってしまいます。

多少金額を下げても早め早めに
処分するようにしましょう。

最終的に処分することができず
残ってしまえば逆に廃棄料などの
費用がかかってしまいます。

また売却できない不良棚卸資産は
必ず廃棄しましょう。

残しておいても費用がかかるだけです。

商品在庫は売れ筋を中心に保有する


不良在庫を処分したら売れ筋商品を中心に保有しましょう。
せっかく不良在庫を処分したのに
今までと同じ観点で仕入をしていれば
いずれ不良在庫が増えることになります。

ではそうならないためにはどのような
在庫管理を実施すればよいのでしょうか。
よく利用されるのがABC分析です。

ABC分析では一般的に売上の80%は
全商品の20%から構成されていると言われ
その20%の商品を保有管理していれば
売上全体の80%をカバーすることができます。

商品在庫をかかえるならこの20%部分の商品で十分です。
他の80%の商品は多少欠品があってもあまり売上に
影響しないことになります。

少し煩雑になりますが粗利益や利益別に
ABC分析をすると利益率が
高い商品を中心に在庫を保有することが
可能になり資金繰りの改善効果が高まります。
(売上ベースだと売れているけど利益率が低いあるいは赤字が出ている商品があります。)

また商品の回転が悪い死筋商品(ABC分析の残りの80%の商品の中にある)は
思い切って取扱いをやめる決断も必要です。

売れ筋商品だけを必要最低限保有する
効率的な在庫管理を心がけましょう。

ABC分析とは
ABC分析 (エイビーシーぶんせき)とは「重点分析」とも
呼ばれ在庫管理などで原材料、製品(商品)等の管理に使われる手法である。
在庫の資産としての価値などの評価(重要度)別に段階的な管理手順を適用する。
この手法は品質管理におけるパレート分析に類似している。

参照元:『ウィキペディア(Wikipedia)

まとめ


売上が伸びているのに利益が出ない・資金繰りが
悪化しているような時は一度在庫管理の見直し
をしてみましょう。

今回説明した次のような手順で進めるとスムーズにできます。

  1. 過剰在庫・不良在庫を確認する。
  2. 不良在庫を処分する。
  3. 在庫は売れ筋を中心に保有する。

ポイントは無駄な在庫商品を廃棄し
必要最小限度の商品を在庫として
保有することが重要です。

同時に在庫商品が効率的に管理できる社内管理体制を
構築してください。

どこの会社も棚卸在庫管理を精緻に行うことは
少ないようです。面倒で手間がかかる作業なので
どうしても手を抜きがちですがしっかり対応すれば
資金繰りを改善することができます。

特別な作業はありませんので
ぜひチャレンジしてみてください。

参照:よくわかる!資金繰りを改善するやり方【まとめ記事】

社長が知りたい資金繰りのコツ

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この記事を書いた人

レグルス経営研究所 代表。
経営者に役立つ資金繰りノウハウを情報発信しています。

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